洗顔の回数を多くしているのにニキビが増えるのはなぜ?

毎日頑張って洗顔しているのに、ニキビがなかなか治らない!と悩んでいる人はいませんか?実は、洗顔を過剰に行うと、余計にニキビを悪化させてしまいます。ここでは、洗顔の回数が多くなることによって起こる肌の状態や、正しい洗顔方法について紹介します。

 

過剰な洗顔は、肌の皮脂を増やす

ニキビがたくさんできると、なかなか治らないからと何度も洗顔してしまう人も多いです。しかし、適度な洗顔はニキビ改善に役立つものの、過剰になるとニキビがより悪化する原因になります。

 

本来、肌は皮脂や汚れ、汗などを毛穴から排出し、肌の生まれ変わりであるターンオーバーによって、約28日で新しい肌を生み出しています。しかし洗顔を過剰に行うとターンオーバーが乱れ、肌トラブルを起こす原因になります。

 

肌の表面は、天然クリームとも呼ばれる皮脂膜で覆われています。皮脂膜には、細菌やホコリなどの外的刺激から肌を守ったり、角質層にある水分の蒸発を防いだりする役割があります。この皮脂膜の下にある角質層には、バリア機能を正常に保ち、肌の水分を保持する役割があります。

 

しかし、角質層は0.02ミリの厚さしかないため、過度な洗顔によって皮脂膜が洗い流されてしまうと、剥がれやすくなります。そうなると外的刺激を受けやすいだけでなく、肌の水分がどんどん蒸発し、バリア機能が低下します。

 

そして肌の免疫力が低下すると、細菌やホコリが侵入しやすくなり、炎症してニキビの原因になります。さらに、肌を守ろうとして皮脂腺から皮脂がより過剰分泌されるので、肌がどんどん脂っぽくなります。皮脂が多いと毛穴が詰まりやすくなるので、ニキビができる悪循環が生まれてしまうことになります。

 

正しい洗顔方法

就寝時にはコップ1杯分の汗をかくため、その分皮脂も多く分泌されます。また日中は、1日の活動によって受けた汚れが肌にたくさん付着しています。そのため、朝晩2回洗顔することが大切です。
その正しい洗顔方法について、確認しておきましょう。

 

  1. 手を洗って雑菌や汚れを落とす
  2. ぬるま湯で肌を濡らし、閉じていた毛穴を開きやすくする
  3. 手や泡立ネットで洗顔料を泡立てる
  4. 泡立てた洗顔料を使って、Tゾーンや鼻まわり、あごなどの皮脂腺が多くオイリーな部位から頬 に向かって、円を描くようにして洗う
  5. ぬるま湯ですぐに洗い流す
  6. タオルで拭く
  7. 化粧水や乳液で保湿し、肌を保護する

 

ステップ1で雑菌や汚れをしっかり落とすと、洗顔料や石鹸を泡立てやすくなります。ステップ2を行うと、肌が洗顔料としっかり馴染み、洗顔しやすくなります。冬場や時間があるときは、温かい蒸しタオルを肌にのせると、スチーム効果で毛穴がより開きやすくなります。

 

ステップ3では、泡立ネットに洗顔料をのせ、少しずつ水を足していくと、クリーミーな泡ができます。ステップ4では、ゴシゴシこすると角質層が剥がれてしまうので、やさしく行いましょう。肌の角質層はとても薄く、デリケートです。

 

ステップ5では、皮脂膜を洗い流さないためにも、40℃以下のぬるま湯を使いましょう。洗顔料を何分も肌においていると、どんどん乾燥してしまうので、洗顔が終わったらすぐに洗い流すよう心がけましょう。

 

ステップ6では、清潔なタオルを肌に軽く押し当てるようにして拭きましょう。ゴシゴシすると角質層を傷つけてしまうため、肌に良くありません。ステップ7のスキンケアは、洗顔後にすぐ行いましょう。洗顔後は皮脂膜も多少なりとも流れてしまっているため、肌は無防備でデリケートな状態です。

 

 

洗顔を過度に行うと、よりニキビの原因になります。ニキビ改善のためには、1日2回のぬるま湯での洗顔が大切です。スキンケアもしっかりすると、肌の水分量と皮脂量のバランスがコントロールできるようになるので、徐々にニキビも落ち着きます。

 

また、角質層と皮脂膜が健康だと、ニキビ以外の肌トラブルも起きにくくなります。この機会に洗顔とスキンケアを見直しましょう。